どうして
こんなに息ができないんだろう
吸い方も知っているのに
吐き方も知っているのに

どうして
景色が変わらないんだろう
足を前に運んでいるのに
腕も大きく振っているのに
重さのある何かが 心に住み着いている
これは 一体なんだろう

どうして
ひとりぼっちなんだろう
周りに大勢いるのに
みんなの真似っこしてるのに

普通になれないわたし
ひとりが寂しいわたし
一生 このままかもしれないわたし

でも
そんなわたしも わたしだから
そんなわたしも 抱えていこう

そんなに大きな背中じゃないけれど
自分ひとりくらい 背負っていけるよ

さあ 歩いていこう

おてんと様が見てる道を
日の光が当たる橋を

誰から見ても
どこから見ても
まっさらで 美しいあなたと

がんばらなくていい
がんばれなくていい

ただ歩いていければ
それでいいの

もしどこかで歩けなくなっても
置いてったりしないよ
ひとりになんてしないよ

肩を並べて
となりにいよう

いつかきっと
また 歩ける日が来るから

地に足つけて

いつまでも 歩いていこう