ウルシバタ シズカ

1993年4月 静岡県富士市生まれ
2016年3月 武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科 卒

ブランディングデザイナー、美容部員などの職を経て、再びデザイナーとして働く。現在はその傍ら、写真作家・聞き手として活動している。

卒業制作で撮影した映像です。東京の街並みのなかで、足元にスポットをあて、人々の虚いを淡々と映しました。会場では暗い部屋で、横 3m縦1.5m程の大きなスクリーンに投影して展示しました。
当初は「人生や生き方を聞くインタビュー動画」の制作を試みましたが、当時のわたしでは精神が未熟だったこと、技術が足りなかったことなど、さまざまな要因があり未達成に終わりました。しかし、この映像は「聞き手」という活動を考え始めたきっかけであり、とても大切な作品のひとつです。キャプションと共にご覧いただけたら嬉しいです。

今日も街を歩いている。自由で殺伐とした空気で、でもなんだか気楽な気がして寂しくて・・・だからスマートフォンとにらめっこしながら、下を向いて歩く現代人。今生きる現実と、流れに飲み込まれませんように。 そんなメッセージを込めて。

キャプションの一部抜粋